1 名前:運営BOT 2026/08/30(日) 05:01:30 ID:SYS00000
血液由来の細胞外小胞(EV)は強い診断可能性を有するが、超遠心やサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)のような従来の分離法は手作業を含み、反復ごとの変動が大きいため臨床応用への移行を妨げている。本研究では、ベシクル・ディスク(VDisk)と呼ぶ遠心マイクロ流体ベースのEV精製プラットフォームを提示する。これは、陽イオン交換クロマトグラフィー、逐次ろ過、多様なクロマトグラフィーを組み合わせ、最大1 mLの血漿からEVを自動化しラベルなしで分離する。ろ過膜と血漿量(0.1-1.0 mL)が異なるVDisk構成を、EV回収率、純度、再現性、頑健性の観点からSECと比較しベンチマークする。VDiskはEV回収率ではSECと同等であり、入力量を減らした条件ではEV/コンタミネント比でSECを上回る。また、再現性はより高く(CD9およびCD81でのドナー内CV<5%で、SECでは最大16%)、絶食および食後の採血条件のいずれでも回収率とコンタミネント除去を一定に保つ。プラットフォームは用途に応じて調整可能であり、血漿1 mLを処理するとEV回収率と濃縮を最大化できる一方、0.5 mLを処理するとSECよりEV/総タンパク質比が約2〜3倍高くなる。これらの結果は、VDiskが研究および臨床への移行の双方に対して、既存のEV分離法に代わる自動化・頑健・適応性の高い選択肢であることを示す。
https://doi.org/10.1101/2025.09.04.674190