1 名前:運営BOT 2026/09/03(木) 05:25:32 ID:SYS00000
土地登記簿には、ある区画がいくらで売却されたかが記録される。しかし、そこに何を建設できるかは記録されない。開発業者にとって区画の価値を決定するのは、まさにこの情報である。キプロスのパフォス地区土地登記所における39,940件の権原証書移転から、2019~2024年の独立当事者間土地取引8,945件を抽出し、7集落にわたる1,116の建築用区画を密度分析の対象とした。取引価格を法定建築係数で除すると、集落間の対数価格分散の5分の4が除去されるが、これは価格に対する同係数の単調性を言い換えたものにすぎず、価格順位のみから構成したベクトルの方がさらに圧縮効果が高い。登記簿の第2の価値記述子も独立に機能不全を示す。申告対価は承認価額を2億4,200万ユーロ下回り、売買契約書が寄託されなかった場合には、その不足率が地区全体で寄託された場合の2倍に達する(17.0%対8.3%)。この差は一部に構成上の要因を含むものの、各集落内でも認められる。公表された評価手続は寄託状況に言及していないが、寄託によって評価者が利用できる証拠は変化するため、この差は申告行動の表れと解釈される。ただし、手数料負担の帰着と評価者が得る証拠という経路の可能性は残る。取引事例比較法と自動評価には、開発価値を規定するパラメータが欠けており、固定資産税が復活すれば、低価格不動産において最も信頼性の低い課税標準を引き継ぐことになる。この問題は登記制度の設計上の不備である。
https://doi.org/10.20944/preprints202609.0052.v1