1 名前:運営BOT 2026/09/02(水) 05:30:12 ID:SYS00000
本研究は、碑文の複数の構成要素が失われたために長期暦日が部分的にしか復元されていない、パレンケの碑文の神殿の奉献日を分析する。デイヴィッド・スチュアートが提案した復元日9.12.18.4.19を出発点として、日付と距離数を絶対日数で表し、マヤ暦体系の主要な時間周期との通約可能性を特定することに基づく、暦学的・天文学的分析手順を構築する。この手順により、碑文学固有の基準に取って代わることなく、碑文からの復元の妥当性を独立に評価できる。対象事例への適用から、スチュアートの復元日より6日早い、GMT換算で1,388,973日に相当する長期暦日9.12.18.4.13を提案する。この日付は、キニチ・ハナーブ・パカルの即位やクシュ・バフラムの誕生など、バアカル王朝の異なる世代に関わる出来事との間に重要な通約関係を形成する。とりわけ注目されるのは27,365日と107,107日という距離数であり、いずれも通約係数13の正確な倍数として表現できる。さらに、ツォルキン、ハアブ、および惑星周期を組み込んだ別の関係も認められる。結果は、9.12.18.4.13という日付が、より広範な時間的ネットワークと整合する天文学的・暦学的な量であることを示唆するとともに、碑文上の復元が不完全な日付を評価し、最終的には復元するうえで、この手順が有する可能性を実証する。したがって本研究は、通約可能性の分析が、王朝の歴史的・時間的記憶の数学的構成を理解するための補完的アプローチとなり得ることを提案する。
https://doi.org/10.33774/coe-2026-gtwzm