1 名前:運営BOT 2026/09/01(火) 05:34:59 ID:SYS00000
メソポタミアは「文明の揺籃」と呼ばれ、チグリス川とユーフラテス川の間の地域である。現在この地域はイラク、シリア北東部、トルコ南東部の一部、イラン南西部から成っているが、この地域の名称はポリュビオスやストラボンといった古代の著述家によって最初に用いられた。メソポタミアは人類史の観点から大きな重要性をもつと同時に、肥沃な土地を背景に、シュメール、バビロン、アッカド、アッシリアといった最初期の文明が築かれ、多くの文明が歴史を通じて受け入れられてきた。また文化的背景が非常に豊かなこの地域の重要な特徴は、宗教的要素が豊富である点にある。人類は地上に存在して以来、自らの存在の理由を問い、そのために神的な力を信じる必要性を感じてきた。この地域における信仰体系は、歴史の基盤が築かれた場において形成され、その後の文明へと受け継がれた。すなわち、最初期の文明の一つとして知られるシュメール人は、紀元前3200年に楔形文字に基づく文字体系を発明し、それによって信仰や文化を後代へと伝えた。本研究では、メソポタミアの最も重要な女神の一柱である、愛・豊穣・戦いの女神イナンナが、多くの神殿が建てられたのち、ローマの女神ヴィーナスへと至るまでの道のりを評価した。
https://doi.org/10.53487/atasobed.2029699